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2012年2月27日 (月)

やさとの旧家を代表する屋敷構え/上青柳・木﨑眞家

2月12日はシンポジウムを前に、安藤教授の案内のもと、やさと地区の集落景観を見て回りました。

上青柳地区では、まず、やさと茅葺き屋根保存会の会長でもある木﨑眞家を訪ねます。江戸時代が始まる慶長年間頃より、この地に住んだのではないかといわれる旧家で、筑波山を背にして大きなケヤキの屋敷林に守られています。

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入り口は鏝絵の施された四つ足門。

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手入れの行き届いた庭が、訪れる人を迎えます。

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筑波山麓の旧家の屋敷の特徴を残している点で文化的価値が高いと安藤邦廣教授。

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パノラマにすると、左から茅葺きの「書院」と「母屋」、瓦葺きの「マデヤ」、トタン葺きの「小鳥小屋」が見えます。

その奥に見える生き垣(いきぐね)の向こうには「前の蔵」が隠れています。

万一火事が起きたとき、蔵を飛び火から守るため、高い生き垣で遮っているのです。

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木﨑眞さん(88歳)。つくばね森林組合の組合長も務める現役です。

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庭の柿の木の下で拾ったムササビ。首に牙でかまれた傷跡があり、ハクビシンにやられたらしい。

木﨑さんも「まさかムササビがいるとは知らなかった」

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座敷には、おひなさまが飾られていました

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